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【kissの会 ゲスト投稿no.19】「学ぶのは楽しい」                                                                                                                   ~立教セカンドステージ大学がよみがえらせてくれたもの~

 

2018-03-01 投稿者 7期生 島崎さん

今、これまでの人生の中で、最も穏やかな時間を過ごしている気がする。立教セカンドステージ大学(RSSC)へ通いだして、まずよみがえったもの、それは学ぶのは楽しい、との感覚だった。

 

4年前の2月に定年退職する際、決めていたのは、4月からRSSC本科へ通学するということだけ。そして翌年、専攻科へ進むかどうか迷っている時に、若い頃に取りたかった資格-経営コンサルタント関連の国家資格-があることを思い出し、挑戦することにした。難易度が司法書士や社会保険労務士試験と同程度といわれ、合格のための学習範囲が浅く広く、また、マークシートだけではなく、記述試験もあることを特徴とする試験の勉強を、定年を過ぎてから始めることにした。実務経験の乏しい単なる資格ホルダーには狭き門だが、当時は、新たに取得した資格を生かしてまた働けるかな、との思いもあった。

 

必死に受験勉強しているつもりだったが、正直言って、こんなに難航するとは考えていなかった。若い頃と比較して、記憶力が衰えているせいもあるが、考え方がすっかり会社仕様になっていることに気がついた。今までは関係がなかった、新しい知識を習得することが難しくなってきていることを痛感した。固くなっている頭をもみほぐしながら、昨年なんとか1次試験全7科目に合格したが、集中力も続かなくなってきた。若い人達に混ざって2日間、朝から晩まで試験問題と格闘したら、クタクタになってしまった。まだ資格の取得までは、2次筆記試験・口述試験、実務補習とハードルは高いのに・・・。もうやめよう、と考えたほどだった。

 

それでも、気を取りなおして、今は、あと1年間頑張ろうとの気になっている。試験は年に各1回だけだが、今年は1次試験を経由しないで、直接2次筆記試験を受けられるので、もう1回チャレンジしようという気になった。試験の結果は予想がつかない。しかしこれからも、RSSCがよみがえらせてくれた、学ぶのは楽しい、との感覚を大切にしながら、穏やかな時間を過ごしていきたいと思っている。